Windows マシンのファイルを整理していたら、TrustedInstaller が所有となっているファイルが出てきた。
TrustedInstaller というのは管理者である Administrator より上位にある権限らしい。
そのままでは削除できない。
Windows Update などで使われる権限で作られたファイルで、通常では放置して構わないファイルらしい。
しかし、見つけたファイルは、仕事の作業で一時的に保存する様な場所だった。
これは遺物だろう。消してしまいたい。
普通のファイルなら、アクセス権を設定すれば管理者権限で削除できるが、上記の通り、管理者権限では及ばないため削除できない。
そこで、所有者を変更して削除する事にした。
エクスプローラのプロパティから設定変更する事もできるが、フォルダ構造が多層になっていて確認が面倒だという事で、コマンドラインで作業する事にした。
コマンドプロンプトを管理者権限で開きます。
takeown コマンドで所有者を TrustedInstaller から変更します。
takeown /F <フォルダパス> /R /D N
オプションの /R は含まれる全てのサブディレクトリを対象とする。 /D N は問い合わせをしない。
これでアクセスできるようになった筈。
そこで、削除してみる。
rmdir /S /Q <フォルダパス>
rmdir でサブディレクトリを含めて削除する。
/S はサブディレクトリも対象にする。 /Q は確認メッセージを出さない。
エクスプローラで確認してみると、無事消えている。
もし、うまく行かない時はアクセス権に問題があるかもしれないので、エクスプローラで確認してみよう。
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